システム, ビジネス/オフィス, 温度管理

温度管理は対象に合わせて

温度管理は管理する対象とその目的に合わせるのが基本で、ただ温度計を見て管理できている気になるのはNGです。人が過ごす住宅やオフィスなどの環境は、快適な温度の範囲というものがある程度決まっていますから、温度管理の方向性や運用方針を決めるのは難しくないです。実際に快適な温度を実現する温度管理ができるかどうかは別ですが、少なくともどうすれば実現するか考えやすいのは確かです。一方、動物を対象とする場合は対象の動物にとって快適な温度を維持することがポイントとなりますが、人と同居するとなると難易度が上がります。

人に近い温度を好む動物なら楽ですが、低かったり高い温度となると人が我慢せざるを得なくなるので、空間を分けるか一室を動物専用にするのが得策です。温度管理は食品であれば冷蔵庫や冷凍庫が使えますし、管理する数がそれほど多くなくて期間も短く厳格さも求められないのであれば、一般家庭用の冷蔵庫でも十分です。逆に大変なのは、数が多くてしかも大量にひとまとめに管理しなければいけなかったり、長期にわたり僅かな温度変化も許容できないケースです。こういった高難度の温度管理は冷蔵庫や冷凍庫の性能だけでなく、環境も含めて見直したり整備しなければいけないです。

使えなくなって処分になると膨大な損失が発生するような医薬品、半導体については、到底一般家庭では対応できませんし、簡単に駄目になる恐れがあるので短時間でも怖くて置いておくことすらできないはずです。

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です